クラシック音楽手帖

聴くことが楽しくなるための1ページ

【心を整理整頓】車で聴くのはいつもバッハ《イギリス組曲》

車の運転中にかける音楽は、たいてい決まってバッハ。

あくまで個人的な好みでしかないのですが、グレン・グールドの弾くバッハが一番いいです。

村上春樹にもそんな設定の短篇小説がありました。

また影響されたの?どの短篇なのよ?

たまたま同じだっただけです。ほんとですよ。小説名は忘れたなあ。

ますます怪しい。

 

 

 

運転中にバッハをかけ続けることは安全なのかな、と我が身をいましめたくなることがあるくらい、よく流している音楽です。

再生するのは十中八九は、《イギリス組曲》特に第3番ジーグと第4番プレリュードあたりから。7年以上、ずっとこの傾向で聞いているのです。よく飽きないなあ、と呆れます。

 

第4番冒頭の「プレリュード」はどこかバッハらしくない、軽快な音楽ですね。キャッチーな聞きやすさがあり、聴かせ所もばっちし。あまりメジャーな曲ではなさそうですが。

 

 

第3番の終曲「ジーグ」は、緻密によくできた構造をしています。
聞けば聞くほど発見があるのが面白い。音形を反転させたり、ずらしたり。デジタライズされた印象もある、興味の尽きない音楽です。

それをグールドが古典を感じさせずに弾くから、なおさら面白いのよね。

 

バッハを流した途端に、世界がカチッと音を発するような気がする。散漫だった意識が整う感覚に近い。すると、運転に意識が集中する。たがらこそわたしはバッハを運転中に聞いている。


逆に家ではほとんどバッハを聴かない。しっかり役割分担ができているらしい。そんなことは意識もせずにいるのですが・・・。

 

たまにラヴェルのピアノ作品を流すこともあります。気分的に疲れていたり、親和性を求めるときに多い気がします。今日はバッハの気分じゃないなと。空間的な広がりを心の中に感じながら、ゆったりした気分になれる。ラヴェルさえも受けつけない、静寂の日もあります。

 

Ma mère l'oye, M.60 - For Piano Duet, M.60: 1. Pavane de la Belle au bois dormant

Ma mère l'oye, M.60 - For Piano Duet, M.60: 1. Pavane de la Belle au bois dormant

  • provided courtesy of iTunes

 

それだけに、バッハは意識的に「ながら以上」の聞き方をしているようです。

みなさんには運転中の音楽に、こだわりはありますか?こだわるって、逆に変なんでしょうか?

安全運転が一番。

クラシックは41番。

それなんの番号・・・?

 

Glenn Gould Plays Bach: English Suites B

Glenn Gould Plays Bach: English Suites B

  • アーティスト:Gould, Glenn
  • 発売日: 2012/08/28
  • メディア: CD