クラシック好きの休日

隔日更新。特にクラシック音楽と本について。

ゲルギエフのブルックナーに全然気づいていなかった

ワレリー・ゲルギエフミュンヘン・フィルを振って、ブルックナー・チクルスをしているようだ。というか、もう2019年に完了しているらしい。今日になって初めて気づいた。よくよく考えてみれば、マーラーショスタコーヴィチに取り組んできた彼が、ワーグナー張りのブルックナーを振るのも当然で、少し視聴してみてわかったのは、意外と、というか、かなりマッチしているようなのだ。ゲルギエフブルックナー指揮者という想像すらしなかった組み合わせに、新鮮なものを感じた。

ギュンター・ヴァントの指揮するような崩しようのない崇高さとは違い、現世に近い場所からのブルックナーという印象がある。攻めるところは攻めまくる。泣かせるところは泣かす。さすがゲルギエフらしい思う。

交響曲に関していえば、プロコフィエフよりもブルックナーのほうが、ゲルギエフにはふさわしいと思った。どうしてだろう?たぶん、スケールの大きさがひとつの要因だろうと考える。プロコフィエフ交響曲は、パッセージが細かくて朗々と展開しない。一方で、プロコフィエフでもオペラをゲルギエフはよく歌うことが出来ている。『賭博者』なんて本当に最高だ。あれも相当スケールの大きなものだったわけで。

wmg.jp

これまで1曲ずつリリースしていたものを、今年11月ごろに全集販売するらしい。今ごろ気づいた私としては、この全集が本命です。

どうして単発リリースに今まで気づかなかったんだろ?かなり攻めモードのゲルギエフに。