クラシック好きの休日

隔日更新。特にクラシック音楽と本について。

興味深い演奏~プロコフィエフ『ピアノ協奏曲第3番』の動画選

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YouTubeで音楽を聴くメリットには、「演奏する姿を見ながら聴くことができる」があると思います。家にいながらで一昔前だと、まれにN響のTV放送を見ることができる程度でしたから、だいぶ変わったものです。

 

さらに撮影技術や音響技術も、日進月歩でどんどん進んできていますね。

 

最近の推薦する動画は、プロコフィエフの『ピアノ協奏曲第3番』をコンペで弾いている演奏。特に第3楽章の終盤は、オケとのコンビネーションをとりながら、こんなにも見せ場があったことに、映像で知ってびっくり。

いつもアシュケナージがさらっと弾いているので、気にも留めなかったのだと思うんです。CDだと視覚的な大変さも全然分からないものだし。いつも聴いているのはDeccaのこれです。

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集

プロコフィエフ:ピアノ協奏曲全集

 

 

さて、映像に戻って、極め付きは27分00秒あたりの、黒木さんの歯を食いしばっての演奏。

ピアニストによっては感情を排して冷静に弾く場合もあり、それはそれで落ち着きがあって安定していいけれど、視覚的な感動を楽しむという意味では、このピアニストはかなり優秀です。引き込む力、真似したいと思わせる力が漲っています。

 (自動開始位置を第3楽章後半からに設定しています。赤いタイムラインを操作すれば時間変更は可能です)

youtu.be

 

 

同じ『協奏曲第3番』つながりで、次は第1楽章をピアノ2台で弾きこなした動画です。

まだ少年のようにみえますが、その大胆なタッチや勢いは、若きプロコフィエフを狂喜させそうなほど激しいです。ピアノ2台版を演奏すると、みんな丁寧そうに慎重に弾く動画が多く目立つなかで、この本格的な音は、魔術的とすらいえるほどの音楽に聞こえてきます。

 


Sergey Prokofiev, Piano Concerto no. 3, Op. 26, I. Andante - Allegro

 

 

そして、YouTubeの凄いところは、思いもよらない編曲すら聴かせてくれるところです。次は8ビットでコンピュータに演奏させた、ゲームミュージック風の第1楽章です。別次元へ行ってしまっていますが、確かにプロコフィエフしています。

 


Prokofiev - Piano Concerto 3, 1st M (8-bit Remix)

 

イデアの数だけ、いろんな形で無限の可能性がありそうな気がします。

いろいろ音楽動画を検索して、発見を楽しんでみてはいかがでしょうか。