クラシック好きの休日

隔日更新。特にクラシック音楽と本について。

このワクワク感は何?シベリウス『交響曲第6番』

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夏も終わりに近づき、いろいろな物事が動き始める季節になりました。

どうしても体がだるい。私も困ってます。

クラシックでもロックでも、一方的で押し付けがましい作品も中にはあるので、「気晴らしに」なんて流そうものなら、逆効果のことがあります。

 

個人的には、シベリウスの『交響曲第6番ニ短調』が一番落ち着く音楽です。

楽器同士がとても溶け合って響く、響きに対立感の少ない交響曲

腑抜けた音楽というのではありません。

楽器同士の音が協調し合って、時にささやくように、時に疾走するように奏でていく。

とても協調的な音楽なのです。

 

繰り返して聴くたびに身に沁み込んでくる、不思議な音楽。

モチーフの使い方も独特で、もしベートーヴェンのように主題展開などを意識して聞くと、必ず道に迷います。何も考えずに流れに委ねるのが一番だと思います。

このわくわく感は一体なに?

シベリウスは呪術でも使ってるんでしょうか?

 

お薦めの盤は、ボーンマス交響楽団、指揮はパーヴォ・ベルグルンドです。

 

Sibelius: Complete Symphonies

Sibelius: Complete Symphonies

  • 発売日: 2013/01/14
  • メディア: CD
 

 

ベルグルンドには、ヘルシンキフィルとの録音もあります。世間での評判はヘルシンキのほうが高かったりするのですが、『第6番』に関していえばスマートに流れすぎる印象を私は感じます。

それこそ呪術的なものを求めるのであれば、先のボーンマス交響楽団とのほうが充実しているのではないかと思ってしまいます。

どちらがグッとくるのか、どう違うのか、聞き比べるのもいいかもしれません。

 

Sibelius: The Symphonies, Kullervo, Finlandia, Tapiola, Oceanides

Sibelius: The Symphonies, Kullervo, Finlandia, Tapiola, Oceanides

  • アーティスト:Sibelius, J.
  • 発売日: 2017/08/18
  • メディア: CD