クラシック好きの休日

隔日更新。特にクラシック音楽と本について。

売られずに済んだ20%は、厳選された音楽だ

f:id:yomkik:20200804214808j:plain △こんな山を作るのは、正直あまりいい気分じゃない。

 

音楽愛好家にとってツライことといえば、買取に出す(手放す)ことである。

聴かない・気に入らなかっただけの理由なら、ツラくはない。

一方、家計ひっ迫でやむなく売りに出す時ほど、無念なことはない。

生活が困窮してしまい、来月の資金にも困った、なんてことを経験している私は、3度ほど大規模な買取依頼を経験している。

買取に出す時は、CDの山が必ずできる。出来てくれなければ懐が困るのである。無理をしてでも山を高くしていく。

初回は、ある程度「聴かないかな」を選別して出す。二回目は、惜しいけど「高く買い取ってもらえそう」な盤を選別して出す。三回目には、それどころではない状況を反映して、音楽なんて聴いていられないと「手あたり次第」出した。音楽はもう今後の人生になくてもいい、それくらいの覚悟だった。

断捨離懐への期待諦観の順だった。

ひとつだけアドバイスできることは、コツコツ買い溜めたチクルス・シリーズものは、あとでBOXで廉価で入手できる可能性があること。リゲティ・エディションものちに9CDで、しかも『グラン・マカブル』のような手の出せなかったものが入っている。ただし、あくまで有名な演奏者や企画ものに限定されるだろう。

 

Masterworks -Box Set-

Masterworks -Box Set-

  • アーティスト:Ligeti, G.
  • 発売日: 2019/04/26
  • メディア: CD
 

 

「三回目で手あたり次第出した」とはいえ、実はそれでも手元に残した盤がある。元々所有していた量から80パーセント近く手放したとはいえ、家族には「もう売るCDはなくなった」と嘘を言い、こっそりと残していた。

それこそは、私にとって核にあたる、厳選された私の音楽なのだと思う。

そう前向きに思うようにしている。

もう、断捨離以外の理由で、CDを買取に出す機会がないことを祈っている。

 

私が買取でお世話になったのは、ディスクユニオンだった。査定も安心だったし良心的だった。もし、お困りの方には、お薦めのところです。ぜひぜひ。

diskunion.net