リルケの詩にヒンデミットが作曲した歌曲集「マリアの生涯」を聴くと、好きな人の死を乗り越えるきっかけになるかなと思いました。
クラシック音楽をどうして「重い」と思うのか、どうすればヤギのように軽々と苦手意識の垣根を越えられるのか、考えてみました。
どんよりした雰囲気を爽やかな気分に変えたいときによく聴く、スティーブ・ライヒの音楽の話をしようと思います。
クラシック音楽の知的欲望をかき立てられるような、中川右介さんの本でした。
みなさんには運転中の音楽に、こだわりはありますか?
厳しい表情の多いラフマニノフが、実は冗談好きで笑い転げていた人だったなんて、みなさん信じられますか?
スティーブ・ライヒの現実の姿を垣間見ることも、音楽を知る楽しみを加味してくれる要素になるかもしれません。
世の中にはいろんな沼が散財、いえ散在しております。プログレ沼、着物沼、ビンテージ沼。そして身近な沼はクラシック沼・・・
フランスのピアニスト、エレーヌ・グリモーの初期のアルバムには、正直驚いてしまいました。知らないラフマニノフの表情がそこにありました。
小澤征爾の指揮するフォーレ管弦楽曲集を購入したので、少し感想を書いてみます。この盤に今ごろ気づくなんて、時代から遅れていると猛省しております。
希望あふれる音楽、前向きに未来志向な音楽、まるで青い空に溶け込むようなそんな響きに出会う、ヒントを書いてみます。
ナイジェル・ケネディのCDを今ごろ知った僕は、穴があったら入りたい!
アルゲリッチの『ロ短調ソナタ』を購入する前に、ようく確認してから買い物かごに入れるようにしましょう(笑)
ショスタコーヴィチの交響曲の中でも、非公式のような妙な扱いをされている『第4番』のことについて、今回触れてみたいと思います。
2018年リリースの、ノセダ&ロンドン交響楽団(LSO)、ショスタコーヴィチ『交響曲第4番ハ短調 Op.43』についてのCDレビューです。
ヨッフム指揮シュターツカペレ・ドレスデン演奏の『ブルックナー交響曲全集』(2020年リリース)の感想を紹介します。
今回は、スカルラッティの音楽を聴くのが初めての方にも、気軽に楽しむことができるディスクを紹介します。
唐突ですが諸井誠『交響曲名曲名盤100』って本、覚えてますか?出版社は音楽之友社。わたしが中学生のころ参考書にしていたのが、この本でした。
先日、「ウィリアム・ウォルトンすごいかも」という記事を書いてあと、頼んでいたCDウォルトンの『ヴァイオリン協奏曲、ほか』が届きました。その感想です。
私が貧乏な時でも中古屋さんに手放さなかったショスタコーヴィチ『第12番』のCDがある。ムラヴィンスキーがレニングラードフィルを指揮して、1984年にデジタルライブ録音したものである。
YouTubeのメリットには、「演奏する姿を見ながら聴くことができる」があると思います。家にいながらで一昔前だと、まれにN響のTV放送を見ることができる程度でしたから、だいぶ変わったものです。
ヴァレーズの音楽を初めて知った時の体験談をお話しします。
エリック・サティの『映画』をどう聴けばいいのだろう?実のところ、岡田暁生『音楽の聴き方』(中公新書)を読んでは、考えが行ったり来たりしている。
第5章から雲行きが怪しくなります。壮大なものを計画する一方で、頓挫の連続。音楽の素材が宇宙的規模すぎて、脚本が逃げていく。
この伝記、相当の意欲作で大部なので、感想を前後に分けて書くことにします。沼野雄司『エドガー・ヴァレーズ:孤独な射手の肖像』(春秋社)です。異様な人脈と生き方、そしてアバウトさに圧倒されまくりです。
ウィリアム・ウォルトン(Sir William Walton)について、どうやらとんでもない思い違いをしていたかもしれないと、気づきはじめた。
かげはら史帆『ベートーヴェン捏造:名プロデューサーは嘘をつく』を読んでみた。